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2021年5月9日更新
G-Cafeのランチ
【ジーカフェのランチ】
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久田の小高い丘の上で
南仏の空気を感じながら、
おしゃれにランチ
自然の中のカフェで、
食事やコーヒーを提供したい
 少々オーバーかも知れないが、対馬においては奇跡的ともいえる南仏プロバンスを彷彿とさせるカフェ「G-Cafe(ジーカフェ)」は、対馬の女子たちに人気のランチレストランだ。
 ランチメニューもさることながら、まずこの対馬らしくない佇まいに驚く。ここは2000年頃に売り出された、厳原市街から車で5、6分ほどの、久田の丘の中腹に整備された新興住宅地。外観やインテリアはオーナー自身がデザインし、2004年(平成16年)にオープンした。
緑に囲まれたG-Cafe(中央)
 「自然の中にカフェをつくって、食事やコーヒーを提供できたら・・」という、オーナーの思いだけでスタートしたG-Cafe。こんな所まで客は来ないだろうと多くの人が心配したようだが、予想に反して、オープン当初から予約が必要なほどの人気で、すぐにG-Cafeは予約が当たり前と広く認知されるようになった。
 まず外観や庭で南仏のカフェを訪れたような心地よさを感じ、それが店内に入っても変わらない。しかも取って付けた風ではなく、すべてに一体感がある。ひと言でいうとオシャレな気分にさせてくれるのだ。対馬の女子たちは、自分たちはこんなカフェを求めていた、ということに気付いたのかも知れない。
 オーナーに話を聞いて納得した。何十年も前からカントリー風のインテリアが好きで、南仏プロバンスが好きで、その手のインテリア雑誌が愛読書だったそうだ。そしてこの建物は、そんな彼女がデザインした。だからどこにも無理がない。それはメニューにおいてもそうだった。
日差しを感じながら庭でいただくこともできる
美味しさと心地よさの、ハーモニー&相乗効果
 ほとんどのメニューはオーナーが考え、オーナーが自ら料理をする。もちろんスタッフに任せるメニューもあるが、メインの料理人はオーナーだ。
 ランチメニュー考案で特に気を付けていることは、栄養バランス、食材の種類(30食材以上を心掛けているそうだ)、それに、美味しさはもちろんだが、ビジュアルとして、美しいか、かわいいか、たのしいか。
 そして、料理は温かい内にテーブルに届けるよう、心掛けているとのこと。
 さまざまなオーナーの心配りが、G-Cafe全体に行き渡り、心地よい時間をすごすことができる。ただし、ランチタイムは客も多く、注文してからテーブルにのるまで少し時間がかかるのは覚悟しなければならないが、待ち時間も心地よいのがG-Cafe。
 食事と、食事する環境が一体となった「美味しい時間」というものがここにはあるようだ。
外観を裏切らないインテリア
ランチは、日替り、オムライス、ピザから
 G-Cafeは庭から入る。そのドアの前に黒板が置かれ、そこにランチメニューがチョークで書かれている。
     日替りメニューの種類は50種類以上だという。洋食系はもちろん和食系もあり、さらに肉別メニューもあるそうだ。時を重ねるに従い、増えてしまったとのこと。
     日替りメニューの決定は前日に行い、食材、予約の状況、年齢層、曜日等を検討しながら決めるそうだ。客からのリクエストに応じて決めることもあるという。
     日替りのほかに、オムライスも人気だという。オムライスは1種類のみ。「トマトソースのオムライスセット(デザート・ドリンク付)」。G-Cafeランチ デビューにおすすめだ。
 その他に、石窯ピザ、スイーツとパンが合体したようなダッチベイビーも好評だ。
トマトソースのオムライスセット(デザート・ドリンク付)
ダッチベイビー:オーブンで焼いたばかりのパンの中に、蜂蜜、アイスクリーム、生クリーム。その上にフルーツを盛り合わせる
レパートリーはどんどん増え、
インスタグラムもメニュー代わりに
 新しい料理のアイデアは、テレビ番組やネットがきっかけになることが多いそうだ。美味しそう、作れそうと思えば、すぐに新しいものに挑戦。人気の「ダッチベイビー」も、そうやって生まれてきた。
 また、誕生日ケーキ、ウエディングケーキなど、オリジナル・オーダーにも応えているとのこと。要望を聞いて、そこから創作することも多いという。さらに書き加えると、ケータリングにも対応しているとのこと。
 そして挑戦したもの、創作したものは撮影し,インスタグラムにアップ。インスタグラムをのぞくとその種類の多さに驚く。インスタグラムを見て、同じものをつくってほしいとオーダーされることも時々あるそうだ。
> G-Cafe インスタグラム
自分が一番してもらいたいことを
お客様に提供する
 「自分が一番してもらいことをお客様に提供する」。このオーナーの思いが、G-Cafeのすべてに敷衍(ふえん)している。
 G-Cafeをひと言でいうと「オシャレなカフェ空間」ということになるが、そのオシャレさが付け焼き刃にならないように、オーナーはもちろん、スタッフ一人ひとりの暮らしぶりも大切だという。ある意味、そこまで徹底してのこの空間であり、スタッフの立ち振る舞いであり、G-CafeのG-Cafeたる所以、というわけだ。
 こんなG-Cafeのオシャレ感覚が、対馬の女子の暮らしぶりを変え、対馬全体に敷衍することを期待したい。これこそ“感性としての島おこし”とはならないだろうか。
オムバーグ(インスタグラムより)
G-Cafe
〒817-0032 対馬市厳原町久田95-123
Phone:0920-52-5156
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