何よりも建設会社にとってうれしいのは、自然薯づくりで忙しいのが、年度末までに本業を終わらせた後の閑散期、4~6月ということだ。
4月に種芋を植え、5月に支柱・棚・ネットを設置し、6月にマルチシートを被せればほとんど完了。あとは12月~2月の間に収穫するだけ。収穫期が長いので大きな負担はないという。まさに建設会社と相性のいい作物だ。
現在、作付面積は約5反。1反2500本の収穫を目標に、いかに効率的にパイプと種芋を植えていくか、また大雨に備えるためにどのくらいの畝の高さがベストか等、試行錯誤しながら最適解を追求しているそうだ。
また、3年間自然薯を栽培すれば、地中にセン虫が発生し、対策を講じなければ壊滅状態になるという。対策としては畑を休ませること。休耕地を借り受けており、畑の面積には余裕があることからこの対処法を選択しているそうだ。