「烏帽子岳」という名称は、仁位方面から見ると頂上の石が烏帽子の形に見えることから付けられたそうだ。ここから最も近い糸瀬地区では「糸瀬山」と呼び、南側から眺めることになる嵯峨では「甑か嶽(こしきがたけ)」と呼ばれた。標高176mだが、この辺りでは最も高く、昔から眺望の良さで知られていたそうだ。
その眺望を観光に活かそうという観光開発プロジェクトが進められ、観光道路烏帽子線(全長1,274m)は昭和59年度に着工、昭和62年度に完成した。
その後、広い駐車場もでき、対馬を代表する観光スポットとして多くの人々を引きつけている。